伊豆急行線とJR伊東線で運用されている8000系を、伊豆高原駅と熱海駅で撮影しています。
今回の記事に掲載した列車は、次の動画でご覧いただけます。
伊豆急行8000系は親会社の東急電鉄東横線から引退した8000系を改造して導入した車両で、2005年から運用されています。
8000系の導入により、伊豆急行線開業時から運用されていた100系の全てと2100系「リゾート21」の一部が置き換えられています。
下の画像は、熱海駅ホームの来宮側から撮影しています。
下記画像の2両目は、8000系唯一の軽量ステンレス車体のため、車体側面肩部分の形状が他と異なっています。
伊豆高原駅では伊東方から6両編成で到着した列車の後ろ3両が切り離されるので、分割作業を見ることができます。
下の画像は、伊豆高原駅の1、2番線ホームから撮影しています。
左側の8254号車の乗務員室屋根上には、小型のエアコンが設置されています。
運転台側にパンタグラフを増設するうえで通常のエアコンを1台撤去する必要があり、その代わりに小型のエアコンが設置されています。
増設したパンタグラフは接地面積が少ないシングルアーム式のものになっていて、スペースを捻出しています(他のパンタグラフはひし形のもの)。
8000系は100系のカラーリングを継承した濃淡ブルーの帯を巻いた車両が多数派ですが、一部の車両は無塗装状態が復刻され、東急時代に近い雰囲気になっています。
伊東側にある待避線に引き上げる切り離された列車を、伊豆高原駅の3番線ホームから撮影しています。
入線する2100系「リゾート21」の奥に、次の運用に備えて待機する8000系がいます。
下の画像は、伊豆高原駅の1、2番線ホーム(伊東側)から撮影しています。
伊豆高原駅には車両基地(伊豆高原車両区)が併設されています。
撮影当日は8000系のみが留置されており、さながら20年前の東急線の車両基地のような雰囲気になっています。
車両基地では8000系の洗車作業が行われていました。
洗車機には大きく「となりのトトロ」のキャラクターが描かれていました。
海に近い伊豆でなぜトトロ?、と思いましたが、当駅近くにある「伊豆テディベアミュージアム」でトトロとのコラボイベントが行われているようです。
8000系には台湾の台北捷運(メトロ)との姉妹提携を記念したラッピング車両が走っています。
先頭車両には、中国語で「親友」という意味を示す「麻吉(號)」のヘッドマークが掲出されています。
台北捷運(メトロ)は、台北市内と郊外の新北市を6路線が走っています。
台北捷運(メトロ)の動画は、下のリンクからご覧いただけます。
次の記事では、台北捷運(メトロ)の車両や路線について詳しく紹介しています。
先ほど後ろ3両を切り離して伊豆急下田へ向かった列車が折り返してきました。
今度は伊東方に3両編成を連結するため、待避線で待機してきた3両編成が接近してきます。
前面中央の貫通路を開けて慎重に接近し、連結作業が完了しました。
右側の車両は中間車に運転台を取り付けた車両で、乗務員室付近の側面にコルゲートがありません。
伊豆急行線が直通するJR伊東線は特急列車や東海道線東京方面との直通列車を除き、大半の列車が伊豆急行の車両で運行されており、伊東線内で運行が完結する列車も設定されています。
8000系は運転台にT字型のワンハンドルマスコンを装備し、下回りの機器は界磁チョッパ制御となっており、この組み合わせの車両がJR線上を走るのは伊東線が唯一となっています。
伊豆急行8000系は導入から20年近くが経過し、そろそろ置き換えられるのではないか、という噂も出ています。
すでに2編成がもとJR東日本の209系を改造した3000系に置き換えられていますが、今後どのような動きがあるか注目しています。
YouTubeチャンネルでは、伊豆高原駅、熱海駅で撮影した8000系のほか、2100系「リゾート21」、特急「踊り子」などを収録しています。
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