阪急京都線系統で運用され、前面デザインなどにバリエーションが多い8300系を撮影しています。
今回の記事に掲載した列車は、次の動画でご覧いただけます。
阪急8300系は、1989年から導入が始まった京都線用の車両です。
神戸線・宝塚線向けの8000系と同じく、本格的にVVVFインバータ制御を採用し、増備の過程で前面のデザインなどにバリエーションが生まれています。
8300系の記事は2回に分け、「その1」の今回は、前期型の前面デザインが額縁タイプの編成を取り上げます。
次回記事【その1・後期型「くの字タイプ」】は、下記のリンクからご覧いただけます。
8300F（Memorial8300装飾車）
トップナンバーの8300Fは、「Memorial8300」として、ヘッドマークなどの装飾が施されているほか、リニューアル工事を受けて種別・行先表示幕がLEDになっています。
下の画像は、十三駅の京都河原町方面ホーム（京都河原町側）から撮影しています。
下の画像は、高槻市駅の大阪梅田方面ホーム（京都河原町側）から撮影しています。
8300Fの前面運転席下部にはHマーク、貫通路には「Memorial8300」のヘッドマークが取り付けられています。
側面は乗務員室後方の小窓上部にHマーク、ドア横に「Memorial8300」のロゴが取り付けられています。
下の画像は、富田（とんだ）駅の大阪梅田方面ホーム（大阪梅田側）から撮影しています。
Memorialの装飾は8300Fのほか、神戸線の8000系8000F、宝塚線の8004Fにも施されています。
阪急8000系の動画は、下のリンクからご覧いただけます。
8301F
8301Fも8300Fと同様、車内のリニューアルと下回りの更新（GTO-VVVFからIGBT-VVVFへ）を受けています。
大阪梅田駅ホーム先端部（安全な広いホーム）から、普通北千里行きを撮影しています。
撮影時、8301Fには「天神祭」のヘッドマークが掲出されていました。
8330F+8310F
8330F+8310Fは8300系で初めて、2両と6両で8両編成を組む編成となりました。
下の画像は、北千里駅の1号線ホーム（淡路側）から撮影しています。
8330号車は機器更新の際、ハイブリッドSiCモジュールを適用したVVVF装置を搭載したため、他の更新車とは走行音が異なっています。
下の画像は、南千里駅の大阪梅田方面ホーム（大阪梅田側）から撮影しています。
7325F+8311F
8311Fは6両編成で、7300系の2両7325Fと組んで8両編成で運用されています。
2024年に6両編成では初めてリニューアル工事を受けた編成です（7325Fも同時施工）。
手前方が8300系の8311F、先頭の2両が7300系の7325Fになります。
上と下の画像は、長岡天神駅の京都河原町方面行きホーム（大阪梅田側）から撮影しています。
8331F+8312F
8331F+8312Fは、リニューアル工事や下回りの機器更新を受けておらず、登場時のGTO-VVVFのままになっています。
下の画像は、長岡天神駅の大阪梅田方面行きホーム（大阪梅田側）から撮影しています。
下の画像は、西京極駅の京都河原町方面ホーム（京都河原町側）から撮影しています。
8302F
8302Fは8両編成で、リニューアル工事は受けていませんが、下回りの機器はGTO-VVVFからIGBT-VVVFに更新されています。
現在、8300系は特急運用にもついていますが、特急車両はPRiVACEを連結した2300系に統一される予定のため、近々見納めとなります。
下の画像は、十三駅の大阪梅田方面行きホーム（京都河原町側）から撮影しています。
以上、額縁タイプの前面を持つ初期型の6編成を取り上げました。
次回「その2」では、「くの字」型の前面を持つ後期型の編成を取り上げます。
YouTubeチャンネルでは、高槻市駅、長岡天神駅、西京極駅などで撮影した8300系を収録しています。
記事冒頭のリンクからぜひご覧ください。
PRiVACEを連結する新型2300系の動画は、下のリンクからご覧いただけます。
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