地上駅時代の京王線調布駅(2012年8月19日地下化前日)を振り返る

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今回の記事はYouTube動画の紹介から離れ、過去に撮影した写真(静止画)を使って、撮影当時を振り返ってみたいと思います。

撮影機材が古いので、画像に粗い点があることをご了承ください。

 

京王線の調布駅は京王八王子方面の京王線と橋本方面の相模原線が分岐する駅で、2012年8月19日に地下化されています。

今回の画像は地下化前日の8月18日に撮影したものです。

地上駅最後の日ということで、鉄道ファンだけでなく一般の利用者も集まっていました。

地上時代の調布駅(上りホーム)

地上時代の調布駅の下り方は、京王線と相模原線が平面交差しており、ダイヤ上のネックになっていました。

地上時代の調布駅(下り方向)

京王八王子方から新宿方面に向かう列車は、主に4番線に入線していました。

地上時代の調布駅(上りホーム4番線に到着する8000系)

現在も継続中の8000系の大規模改修工事は2013年から始まったため、まだすべての8000系がオリジナルの姿を保っていました。

中間に運転台が残っていたほか、ドアの窓も角張った京王独特の形状になっています。

地上時代の調布駅(上りホーム4番線に到着する8000系)

相模原線から進入する列車は3番線にしか入線できず、4番線の京王線列車と接続を取っていました。

地上時代の調布駅(上りホーム3番線に到着する9000系)

相模原線橋本駅方面に向かう列車は、1番線からしか発車できない制約がありました。

地上時代の調布駅(下りホーム1番線に停車する7000系)

2012年当時の京王線を振り返ると、6000系は前年の2011年3月にすべて引退しており、5000系は登場前だったため、9000系が最も新しい形式でした。

地上時代の調布駅(下りホーム2番線から出発する9000系)

京王線の「準特急」は2001年3月のダイヤ改定で登場した種別で、2022年3月に特急と統合されるまで運行されていました。

地上時代の調布駅(下りホーム2番線に停車する8000系「準特急」)

準特急は京王独自の種別だったためいったん消滅しましたが、9ヶ月後の2022年12月に阪急京都線で復活しています。

阪急京都線の準特急には、今年デビューしたばかりの最新鋭2300系も使用されています。

阪急2300系 準特急

阪急2300系の動画は、下のリンクからご覧いただけます。

youtu.be

調布駅は一日あたりの乗降人員が10万人を超えており、他社線と接続しない京王単独駅では最も多くなっています。

地上駅時代のホームはとても狭く、朝のラッシュ時や京王線・相模原線列車の接続時には大変混雑し、危険な状態だったと記憶しています。

地上時代の調布駅(下りホームから上りホーム方向を撮影)

駅そばに立つPARCOビルは現在も変わりませんが、線路跡には北口のバスロータリーが整備され、街の雰囲気は大きく変わっています。

地上時代の調布駅

早いもので調布駅の地下化から12年が経ちました。

当時はすべての列車が停車していた調布駅ですが、現在は当駅を通過する座席指定列車「京王ライナー」が運行されるなど、変化が生じています。

 

現在は笹塚駅〜仙川駅間の連続立体化工事が進んでおり、完成した暁には新宿駅から調布駅までの区間のうち地上を走る区間は、仙川駅〜国領駅のわずかな区間のみとなります。

 

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