これまでに撮影した映像の中から、GTO-VVVFサウンドが聴ける列車を集めています。
今回の記事に掲載した列車は、次の動画でご覧いただけます。
VVVFインバータ制御が普及し始めたころのGTO素子を搭載した車両は、引退や機器の更新で少しずつ数が減っています。
2024年12月時点で現役の車両を集め、見つけやすさや絶滅危惧度などを格付けしてみました。
動画は3本に分けていますが、記事は6回に分けて投稿します。
東急9000系
1986年に登場した車両で、当初は8両編成で東横線を走行していましたが、現在は5両編成に短縮されて大井町線を走っています。
【搭載機器メーカー】日立製作所
【見つけやすさ】高⋯大井町線の各停の大半で運用されています
【音の絶滅危惧度】高⋯2025年以降に新型車両で全て置き換え予定
大井町線ではもと2000系のVVVF機器を更新した9020系が3本走っています。
9000系、9020系ともに西武鉄道に譲渡され、多摩湖線や多摩川線などに導入される予定です。
YouTubeの動画では、尾山台駅、緑が丘駅、旗の台駅などに到着、出発する9000系、9020系を収録しています。
東急9000系の動画は、下のリンクからご覧いただけます。
京阪7000系
1989年に登場した車両で、京阪線の準急や普通列車を中心に運用されています。
【搭載機器メーカー】東洋電機
【見つけやすさ】低⋯7両編成4本のみの少数派です
【音の絶滅危惧度】高⋯2025年までに全編成のリニューアルでVVVF機器を更新予定
前世代の6000系に比べると先頭部の傾斜がなくなり、直立したフォルムに変わっています。
京阪7000系を含む形式に「7」が入る車両の動画は、下のリンクからご覧いただけます。
JR東海383系
1994年に登場した振り子式の車両で、中央線の特急「しなの」で運用されています。
【搭載機器メーカー】東芝(東洋電機)
【見つけやすさ】高⋯特急「しなの」の全列車で運用されています
【音の絶滅危惧度】中⋯2029年から次世代の385系に置き換え予定
基本編成の長野側はパノラマタイプの先頭車(グリーン席)、その他は貫通式の先頭車になっています。
阪急8300系
1989年に登場した車両で、神戸線・宝塚線用の8000系に対し、京都線で運用されています。
【搭載機器メーカー】東洋電機
【見つけやすさ】中 京都線・千里線と地下鉄堺筋線直通列車で運用
【音の絶滅危惧度】高 VVVF機器の更新が進行中で未更新は残り4本まで減少
神戸線・宝塚線用の8000系は東芝製の機器を搭載しているため、8300系と走行音が異なります。
また、1993年以降に導入された車両は先頭部が「くの字」形に変わっています。
YouTubeの動画では、高槻市駅、長岡天神駅、西京極駅などに到着、出発する8300系(先頭部が「額縁」タイプと「くの字」タイプ)を収録しています。
阪急8300系の動画は、下のリンクからご覧いただけます。
今回取り上げた4形式はいずれも将来的な置き換えや機器の更新が決まっており、いずれVVVFサウンドが変わってしまいます。
注目は東急9000系と京阪7000系でしょうか。
東急9000系は西武に移籍しますが、その際に機器更新が行われるかどうかが気になります。
京阪7000系は全4本のうち既に2本の機器更新が終わっており、あっという間に全編成に波及しそうです。
次回記事【その2】では、横浜市営地下鉄3000A形、近鉄7000系、北総9100形、泉北5000系などを取り上げます。
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