
この記事は【その1】の続きです。
このブログはYouTubeに公開した動画について、撮影した車両の紹介や撮影ポイントなどを掲載することをメインにしています。
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今回の記事はYouTube動画の紹介から離れ、455系・413系「国鉄型観光急行」の乗車記を実際に移動した旅程に沿ってご紹介しています。
直江津から2つ目の停車駅、能生駅では10分ほど停車するので、いったんホームに降りて車両を観察しています。

413系は国鉄時代末期からJR西日本移行直後にかけて、余剰となっていた急行型車両を改造のうえ導入された車両です。
車体は2ドア両開きのものに載せ替えられ、ローカル運用に適したものに生まれ変わっていますが、電装品や台車などは種車のものを再利用しています。

国鉄時代末期は財政状態が厳しく、北陸エリアに新車導入ができなかった一方、急行型車両そのままではドアの配置などの制約があり、ラッシュ時などに適していませんでした。

コストを抑えつつ新車導入に近い効果をねらっていましたが、3両編成11本が導入されたところで計画終了となりました。

他にも仙台や九州エリアに導入された交流電車の717系も同様の車両でしたが、運行区間に交直切換区間が含まれることから、413系は種車と同じ交直流電車となっています。

413系は2本のみ、片方の先頭車が急行型車両そのままの姿を保つクハ455形を連結した編成がありました。
現役で走行しているのはこの車両のみで、とても貴重な存在となっています。

なお、えちごトキめき鉄道が購入したのはJR西日本の七尾線で走行していたB06編成で、先頭車はともに413系仕様でしたが、同時に購入したクハ455-701と差し替えられています。

差し替えられたクハ412-6は、直江津駅に隣接する「直江津D51レールパーク」で保存されています。

車体を載せ替えた413系の2両に比べると、クハ455-701の車体は傷みが目立っていて、今後が少し心配です。

能生駅からは中間車のモハ412-6に座席を移動しました。

車端部には急行型車両として新製された「昭和37年」と413系に改造された「昭和61年」の2つの銘板が取り付けられています。
昭和37年は1962年なので、すでに60年以上走り続けていることになります。

モハ412-6の車内はドア付近が広くロングシート化され、クハ455-701に比べるとラッシュ時の輸送などに適した仕様になっています。

ドアも両開きになったので、乗り降りがしやすくなっています。

能生駅からは10分ほどの乗車で糸魚川駅に到着しました。

糸魚川駅では10分ほど停車した後、「国鉄型観光急行」列車は終点の市振駅に向けて出発していきました。
背後に見える高架は北陸新幹線の糸魚川駅です。

このあと折り返しの「国鉄型観光急行」に乗って直江津駅に戻りますが、45分ほど時間があるのでいったん糸魚川駅で下車します。
次回記事【その3】に続きます。
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