
この記事は【その1】の続きです。
東海道線の吉原駅から岳南江尾駅までを結ぶ岳南電車の車両を撮影しています。
今回の記事に掲載した列車は、次の動画でご覧いただけます。
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前回記事の最後に撮影した踏切からいったん岳南原田駅に戻り、引き続き隣の比奈駅まで徒歩で移動します。

岳南電車の各駅からは富士山を望むことができ、ホームの床面にはビュースポットが明示されています。

岳南原田駅からも富士山が見えますが、手前の住宅が重なってしまうのが残念です。

比奈駅に入線する上りの9000形を踏切付近から撮影しています。

比奈駅付近からはかつて近隣の工場につながる専用線があったため、広い構内を持っています。

出発した上り列車と岳南原田駅で行き違いを行った下りの7000形が到着します。

1996年から導入された7000形は製造から50年を超え、後継車両の導入が計画されています。
現在岳南電車で運用されている車両は車体の長さが18m級ですが、後継車両は20m級を想定しているようで、入線に支障する一部ホームの切削工事が実施される予定です。

引き続き比奈駅から岳南富士岡駅方向に徒歩で移動しますが、途中で富士山をきれいに望むことができました。

興亜工業の工場敷地付近の踏切から上り列車を撮影しています。
岳南富士岡駅から伸びる側線の線路が並行しているので、複線区間のようになっていますが、上り下りとも列車は奥の線路を走行します。

同じ踏切の反対方向から、下り列車を撮影しています。
後継車両による置き換えは7000形の7003号車と8000形の2本が予定されており、上の7001号車と下の9000形は対象に含まれていません。

岳南富士岡駅に到着しました。
駅に隣接する工場の建屋内には、運用に入っていなかった7000形の7003号車が休んでいました。

岳南富士岡駅にはかつて貨物輸送に使用されていた機関車などが保存されています。
保存車両については次回記事で取り上げます。

岳南富士岡駅からは列車に乗り、終点の一つ手前にある神谷駅に移動します。

徒歩で10分ほど吉原駅方向に戻り、須津川に架かる橋梁付近から、上り列車を撮影しています。

岳南電車は住宅地や工場のそばを走る部分が多いのですが、この橋梁付近は見晴らしがよく、富士山をバックに走る列車を撮影することができます。

神谷駅の前後の区間は道路が並行していて柵も低いので、列車を撮影しやすくなっています。

8000形の先頭部には、このあと夕方から運行される「夜景電車」のヘッドマークが取り付けられました。

8000形は導入当初グリーンのカラーリングでしたが、2022年に現在のオレンジに変更されています。

カラーリングがオレンジになったことで、同じ京王3000系が種車の北陸鉄道石川線の7700系とよく似ています。
8000形は中間車に運転台を取り付けた2両編成なのに対し、北陸鉄道7700系は先頭車を電装したという相違点があり、エアコンの形状なども異なります。

北陸鉄道 石川線 7700系 7000系の動画は、下のリンクからご覧いただけます。
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以上、徒歩で沿線を歩きながら比奈駅から神谷駅間で撮影した岳南電車を取り上げました。
天気に恵まれ、沿線の至るところから富士山を見ることができたので、楽しい撮影となりました。

次回記事【その3】では、岳南富士岡駅の保存車両と夜間に運行される夜景電車を取り上げます。
YouTubeチャンネルの動画では、富士山の麓を走行する岳南電車の7000形、8000形、9000形を収録しています。
この記事とあわせてぜひご覧ください。
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