東海道線の吉原駅から岳南江尾駅までを結ぶ岳南電車の車両を撮影しています。
今回の記事に掲載した列車は、次の動画でご覧いただけます。
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過去記事で取り上げた大井川鐵道の再訪とあわせ、岳南電車を訪問し、一日乗車券と徒歩を組み合わせて列車を撮影しています。
吉原駅に停車していたのは、もと京王5000系の9000形です。
9000形は京王から直接譲渡されたものではなく、グループ会社の富士急行線で使用されていた1000系を譲り受けたものです。
昨年末に引退した1001号編成と異なり、車内の座席配置がセミクロスシートのタイプで、富士急では1200番台の番号を名乗っていました。
さようなら 富士急行 1000系 1001号編成の動画は、下のリンクからご覧いただけます。
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9000形の先頭部には「世界お茶まつり 2025」のヘッドマークが取り付けられています。
同時期に訪れた大井川鐵道でもC10 8号機の先頭に「世界お茶まつり 2025」のヘッドマークが取り付けられていました。
大井川鐵道鳥塚社長のブログによると、下の写真を撮影した数日後、C10 8号機が故障し、現在はトーマス号の機関車や電気機関車による代走運行になっているそうです。
通常では破損することがない場所に故障が発生し、修理には時間がかかるようですが、1両しか存在しない貴重なC10形蒸気機関車の生き残りなので、無事復旧することを願っています。
大井川鐵道 SL C10形8号機 16000系の動画は、下のリンクからご覧いただけます。
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9000形の出発を見届けた後、次の列車として到着したのは単行の7000形です。
先ほどの9000形は京王線の車両でしたが、こちらはもと井の頭線の3000系で、京王時代は顔を合わせることがなかった車両がともに運用されています。
他の7000形や同じもと京王3000系を種車とする8000形はオレンジのカラーリングですが、7001号車は京王時代の「ブルーグリーン」に近い色合いで、井の頭線の雰囲気がよく残っています。
7000形の種車は井の頭線3000系の5両編成化に伴って挿入された中間電動車のデハ3100形です。
デハ3100形は他の電動車とユニットを組まない1M方式の車両だったため、車体両端に運転台を取り付ける改造を行い、単行によるワンマン運転可能な車両として岳南電車に導入されました。
運転台はツーハンドルタイプのクラシックなもので、同時期に廃車になった京王5000系のものを流用しているそうです。
なお、同じ京王3000系を種車とする8000形は京王6000系の機器を流用したため、T字型のワンハンドルタイプの運転台になっています。
7000形に乗車し、途中の岳南原田駅で下車します。
日中の岳南電車は概ね30分おきの運行で、岳南原田駅で上下列車の行き違いを行っています。
岳南原田駅から吉原駅方向に100mほどの地点にある踏切付近から、下り列車の9000形を撮影しています。
踏切の反対側から上り列車を撮影しています。
写真の奥に先ほど下車した岳南原田駅と下りの9000形が小さく写っています。
上の写真を撮影した踏切から10分ほど歩き、滝川の支流にかかる橋梁付近の踏切から8000形の上り列車を撮影しています。
先ほどまで走っていた9000形と途中で車両交換されたようです。
折り返しの下り列車は、滝川の支流にかかる橋梁を渡るシーンを撮影しています。
富士山の伏流水に恵まれた静岡県は水量が豊富で、下の写真の川も透き通った水が流れていました。
撮影日の天候は快晴で、沿線の至る所から富士山を望むことができました。
9000形とは異なり、7001号車は終日運用に入っていたようです。
上の写真の反対側から下り列車を撮影しています。
線路左右の敷地には余裕がありますが、左側の低木が邪魔になってしまうのが残念です。
以上、吉原駅から岳南原田駅間で撮影した岳南電車を取り上げました。
途中で9000形から8000形に車両交換されたことにより、岳南電車を走行する3形式全てを撮影できたのはラッキーでした。
次回記事【その2】では、比奈駅から神谷駅までの区間で撮影した岳南電車を取り上げます。
YouTubeチャンネルの動画では、富士山の麓を走行する岳南電車の7000形、8000形、9000形を収録しています。
この記事とあわせてぜひご覧ください。
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