
前回記事で京王グループの中期経営計画(2025〜2030年度)を取り上げたので、次は2025年度の「鉄道事業設備投資」を確認してみたいと思います。
設備投資の総額
設備投資の総額は434億円で、2024年度の金額398億円からは10%ほど増加しています。

ホームドアの整備
昨年の発表では「京王線は2030年代 前半、井の頭線は2020年代中頃の全駅の整備を目指す」とされており、永福町駅、久我山駅以外は具体的な計画は不明でしたが、今年度は2028年度までの計画が明らかになっています。
ワンマン運転が計画されている井の頭線が優先されていますが、京王線の整備では特に主要駅を優先する計画ではないようです。
特急停車駅でホームがカーブしている聖蹟桜ヶ丘駅や京王稲田堤駅などは整備を急いでもよいように感じます。

【2025年度】
駒場東大前、池ノ上、東松原、永福町、浜田山、高井戸、富士見ヶ丘、京王多摩川

【2026年度】
新代田、西永福、井の頭公園、幡ヶ谷、仙川、北野、稲城

【2027年度】
明大前(井の頭線)、初台、つつじヶ丘、柴崎、若葉台、京王多摩センター

【2028年度】
府中、高幡不動、長沼、京王八王子、京王永山、府中競馬正門前、めじろ台、狭間、高尾、高尾山口

※記載のない駅は2029年度以降の設置
京王線新宿駅改良工事
京王線新宿駅の改良は、地下2階の京王線新宿駅を丸ノ内線側に延伸し、新たな乗り換え経路を新設する予定になっています。
完成は2031年度の予定です。
京王多摩川駅改良工事
中計資料に記載されていた「京王多摩川開発プロジェクト」にあわせ、京王多摩川駅もエレベーターの大型化やトイレの改修などのリニューアルが行われます。
京王線の駅では唯一、2025年度にホームドアも設置されます。

自動運転(ワンマン運転)設備の導入等
2025年3月から始まった井の頭線での自動運転の実証試験を踏まえ、井の頭線車両や地上設備の導入・改修などが進められます。

新型車両2000系の導入
新型車両2000系は10両編成2本が導入されます。
資料には「2000系の営業運転を開始」とされているので、車両は意外と早く落成するのかもしれません。
既存車両のリニューアル
先日1本目の運行が始まった9000系のリニューアルは、2編成が施工される予定です。

京王9000系 サンリオラッピング 9731編成 リニューアル車の動画は、下のリンクからご覧いただけます。
▼クリックして再生

9000系のリニューアルが始まったことでどうなるのかと思っていましたが、8000系の制御機器更新も継続されます。
8000系の機器未更新車は「高尾山トレイン」の8713編成と8714編成の2本のみとなります。

京王8000系 機器未更新 GTO-VVVF車の動画は、下のリンクからご覧いただけます。
▼クリックして再生

以上、2025年度の「鉄道事業設備投資」を取り上げました。
他に笹塚駅〜仙川駅間の連続立体化事業に関する記載などもありましたが、目新しいことはなかったので割愛しています。
個人的には8000系の機器更新が継続することに注目しています。
未更新車は残り2本になってしまうため、豪快なGTO-VVVFサウンドを聴けるのもあと数年ということになりそうです。
のんてつ nonbiri train geek のYouTubeチャンネルは、下のリンクからお越しください。
のんてつ nonbiri train geek - YouTube
鉄道に関するニュース、車両トピックス、ブログなどを掲載するサイト
ブログランキングに参加しています
