南海2000系と1000系を撮影しています。
今回の記事に掲載した列車は、次の動画でご覧いただけます。
南海2000系は1990年に登場した車両で、南海初のVVVFインバータ制御を採用した形式です。
他の南海の通勤車両(20m級)よりも短い17m級の車体で、なんば駅から橋本駅〜極楽橋駅間の山岳区間に直通が可能です。
1997年までに64両が導入され、前世代の22000系(車体更新後は2200系)を置き換えています。
2000系の導入で余剰になった2200系は支線用に転用されたほか、和歌山電鐵や銚子電鉄などに譲渡されています。
後ろに見えるタンクは銚子名産の醤油の工場のものです。
堺東駅は特急(泉北ライナーを除く)や急行のほか、泉北高速線に直通する準急なども停車します。
ホームの上り方は比較的利用者が少ないので撮影しやすい印象です。
ただし日中の各停は1、4番線に入り、後続の急行などを待ち合わせるので注意が必要です。
泉北高速線は2025年4月に「南海泉北線」に変わります。
下の画像の9300系を始め、泉北高速線の車両がどのようなカラーリングになるか楽しみにしています。
泉北9300系、7000系などの動画は、下のリンクからご覧いただけます。
南海の快速急行は高野線のみの種別で、特急「こうや」「りんかん」の設定がない時間帯に運行される速達列車です。
平日の下りでは一日6本しかないレア種別です。
2000系の初期車は車体のビードが多く、登場時窓下に緑のストライプを巻いていました。
窓下にグレーのフィルムが貼られているので後期車と見分けることができます。
2005年のダイヤ改正で20m車の急行が増えたことから高野線から南海線に移籍し、前面に「2扉車」を表示して普通を中心に運用されています。
南海1000系は1992年に登場した車両で、それまでは南海線と高野線で車両が異なっていましたが、この車両から共通になりました。
粉浜駅は高野線が分岐する岸里玉出駅から1つ目で、複々線区間にある駅です。
2面4線のホームを持ちますが、普通列車が停車する1、3番線のみが使用されています。
1000系は関東では数が減っている日立製のGTO-VVVF(西武6000系、京王8000系など)を搭載していますが、今後は機器の更新が予定されているため、走行音が変わってしまうのが残念です。
1000系は無塗装が基本の軽量ステンレス車体にもかかわらず、表面に塗装が施されている珍しい存在です。
最終増備車の1051編成は無塗装の車体になり、走行機器もIGBT-VVVFに変わっています。
4両編成1本のみのレア車両のため、見かけるとラッキーな気持ちになります。
南海本線で運用されている2000系のうち1本が「めでたい電車 かなた」ラッピング車両となって、2024年7月から加太線で運用に就いています。
南海めでたい電車の動画は、下のリンクからご覧いただけます。
2000系「かなた」は前面がエメラルドグリーンで、ピンク、ブルー、グリーン、イエローのグラデーションになっています。
YouTubeチャンネルでは、どちらもGTO-VVVF制御の2000系と1000系の走行音の違いをお楽しみいただけます。
記事冒頭のリンクからぜひご覧ください。
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