11月17日に開催された富士急1000系「1001号編成工場撮影会」で見ることができた幕回しのようすを撮影しています。
今回の記事に掲載した列車は、次の動画でご覧いただけます。
富士急1000系「1001号編成工場撮影会」は、11月17日に午前と午後の1回ずつ開催されたもので、工場内と幕回しの撮影がメインで、車内に入ることも可能でした。
幕回しは参加者一人ずつ希望する表示される幕を希望して撮影することができました。
幕回しの撮影に先立ち、工場内から1001号編成が外に移動します。
1001号編成は1993年に当時の京王帝都電鉄から富士急に移籍した1000系のトップナンバーで、2012年から京王時代のアイボリーホワイトに塗装が変更されています。
イベントを担当された富士急職員の方によると、車号の表示を京王時代の「5113」「5863」に戻したほか、警笛の音も京王時代を忠実に再現しているそうです。
警笛を鳴らしてからゆっくりしたスピードで進み、幕回しの撮影位置に停車しました。
まずは富士急行線の起点でJR中央本線と接続する「大月」行きから。
続いて終点の「河口湖」行き。「大月」と「河口湖」行きは現在も通常運用で見ることができます。
続いて「特急」の表示です。
富士急行線内の特急列車は通常、8000系「フジサン特急」と8500系「富士山ビュー特急」が使用されるため、一般車両の特急表示は見る機会が少ないです。
1001号編成は2024年12月15日で引退しますが、それまでにもう一度本線で特急表示で走るところを見てみたいと思います。
1001号編成の右奥にはモーターカーに連結された8500系「富士山ビュー特急」が入庫しています。
8500系「富士山ビュー特急」は車体の傷みが激しく見ていてとても残念でした。
今回の入場でしっかり補修されるとお聞きしたので、運用を再開したら乗りに行きたいと思います。
撮影当日は「富士山ビュー特急」と同じダイヤで6000系による代走特急が運行されていました。
続いて現行のダイヤでは設定のない「快速」の表示です。
現行ダイヤでは特急以外の列車はすべて各駅に停まる普通で運行されています。
続いて中間駅の表示です。
現行ダイヤでは定期列車はすべて大月駅〜河口湖駅間の運行となっているので、中間駅の表示は見ることができません。
谷村町駅は「谷村城下町」の副駅名があり、都留市役所や勝山城の最寄り駅となっています。
東桂駅は、2004年からしばらくの間、当駅折り返しの列車が設定されていたようです。
東桂駅は2つのホームが互い違いに配置された駅で、列車の行き違いが可能になっています。
三つ峠駅は島式ホームの行き違い可能な駅で、1番線を主本線とした一線スルー構造となっています。
下吉田駅はすべての列車が停車する駅で、駅の側線を利用した「下吉田ブルートレインテラス」には保存車両が展示されています。
1975年に登場した5000形は、「トーマスランド号」のカラーリングで保存・展示されています。
5000形の隣には2000形「フジサン特急」が保存・展示されています。
富士吉田駅は2011年に「富士山駅」に名前が変わったため、現在表示されることはありません。
通常の行き先のほかに、「臨時」「団体専用」「試運転」などの表示も可能でした。
12月15日の引退までにまだイベントなども予定されているようなので、もしかしたら本線上で「団体専用」表示を見られるかもしれません。
試運転表示は私が希望して表示していただきました。
撮影会の終了後は1001号編成に乗車して富士山駅へ移動し、通常使用されていない1番ホームに到着しました。
イベントは富士山駅到着をもって終了となりましたが、すぐに1200系「富士登山電車」が入線してきました。
当日は下吉田駅〜河口湖駅間の臨時列車として運用されていました。
1200系「富士登山電車」は2番ホームに到着したため、1001号編成との並びが実現しました。
富士急ご担当の粋なご配慮により、車庫に引き上げる1001号編成と河口湖駅に向かう1200系「富士登山電車」が同時発車しました。
普段立ち入ることがない工場敷地内の撮影会で、幕回しも自分の希望するものを選べたり、最後の同時発車シーンなど、イベントご担当のホスピタリティを感じるイベントでした。
1001号編成の引退まであと1か月弱となりますが、トラブルなく最後まで走り続けることを願っています。
YouTubeチャンネルでは、1001号編成の幕回しシーンを収録しています。
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