この記事は【その5】の続きです。
アニメやマンガなどのキャラクターがラッピングされた列車を撮影しています。
今回の記事に掲載した列車は、次の動画でご覧いただけます。
JR東日本 E2系 マジカルドリーム新幹線
E2系 マジカルドリーム新幹線は2023年12月末から2024年3月末までの約3か月間運行されました。
東京ディズニーリゾート40周年を記念したもので、E3系「つばさ」と連結し「やまびこ」などに運用されましたが、2024年3月末に車両そのものが引退しています。
わずか3か月間のみの運行でしたが、10両編成のE2系全体にフルラッピングが施され、ディズニーのキャラクターも大きく描かれていました。
E2系の引退から半年を経て、今度はE5系「ファンタジースプリングス」のラッピング車両が走り始めています。
2024年6月にオープンした東京ディズニーシーの新アトラクション「ファンタジースプリングス」とのコラボレーションで、2025年6月ごろまで運行される予定です。
小田急5000形 もころん号(初代)
小田急5000形の「もころん号」は、2023年11月の登場当初は先頭部のみのラッピングで、小田原方がオレンジ、新宿方がブルーになっていました。
初代から変わらず、現在まで運転席にはもころんのぬいぐるみが座っています。
現在のもころん号は小田原寄りの5両がオレンジ色ベース、新宿寄りの5両がライトブルーのフルラッピングにバージョンアップしています。
富士急行6000系 NARUTO&BORUTO 富士 木ノ葉隠れの里号
富士急6000系の6702編成は、富士急ハイランドのアトラクションとコラボした「NARUTO&BORUTO 富士 木ノ葉隠れの里号」として運行されています。
6000系の車番が6700番台の車両はJR川越線で使用されていたもので、仙石線などの205系と同じ先頭部のフォルムになっています(中間車に運転台を取り付けたもの)。
大月側の車両はレッドとパープル、中間車がグリーンとイエロー、富士山側の車両はブルーとピンクで、1両ずつ色が異なっています。
全車両にキャラクターと富士山が描かれています。
富士急行線では富士急ハイランドのアトラクションとコラボしたラッピング車両のほか、期間限定のイベントとコラボした車両もあるため、6000系は同じ形態のものを見つけるのが難しいほどです。
京阪13000系 きかんしゃトーマス号
京阪13000系 きかんしゃトーマス号は、2024年4月から2025年秋までの期間限定ラッピングで、主に交野(かたの)線で運行されています。
京阪本線の3000系はボディの一部がラッピングされた控えめなものですが、13000系はイエローやレッドなどの鮮やかな色に、トーマスのキャラクターが大きく描かれています。
枚方市側の先頭部がイエロー、私市側の先頭部がレッドで、車両の海側と山側で描かれているキャラクターが異なっています。
京阪交野線ではラッピング車両だけでなく、駅名板もトーマス仕様になっています。
台湾 台鐵 観光列車 環島之星
台湾・台鐵の観光列車「環島之星」は、ディズニーをテーマとするクルーズトレインです。
ディズニーがテーマになる前は「ハローキティ」がテーマとなっていました。
環島之星は、台湾北部の台北駅を起点に台湾島を「時計回り」と「反時計回り」に一周する列車が設定されています。
反時計回りに一周する列車は、台北を朝6時台に出発し、20時頃に台北に戻ります。
車内もディズニー仕様で、2列+1列のゆったりした座席配置です。
環島之星は、急行列車「莒光号」などに使用される機関車が客車を牽引するスタイルです。
ディズニーをテーマにした列車の運行は2024年12月末をもって終了し、翌月からは新たな塗装で運行を再開する予定になっています。
以上、全6回にわたり国内と台湾のキャラクターラッピングトレインをご紹介しました。
大手私鉄の中でもこのような列車に積極的な会社とそうでない会社の温度差があり、面白いところです。
今後も新しい列車が走り始めたら、できるだけ追いかけたいと思います。
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