北陸鉄道浅野川線の03系を撮影しています。
今回の記事に掲載した列車は、次の動画でご覧いただけます。
北陸鉄道浅野川線は、金沢市の北鉄金沢駅と内灘町の内灘駅を結ぶ6.8kmの路線で、もと東京メトロと京王の車両で運行されています。
石川鉄道のもう一つの路線である石川線の野町駅とは金沢の市街地を挟んで距離が離れており、それぞれ独立した路線となっています。
下の画像は、北鉄金沢駅の2番線に停車する03系を撮影しています。
北鉄金沢駅は金沢駅の地下にあり、もと地下鉄日比谷線の車両が停車していると、東京の地下鉄のような錯覚を受けます。
日中の時間帯は片側のホームからのみ列車が発着していましたが、朝や夕方は2つのホーから列車が発着しています。
終点の内灘駅まで03系に乗車して移動しました。
03系には日比谷線そのままのストライプのものとオレンジのものがあり、オレンジの方は地下鉄銀座線車両を彷彿とさせます。
内灘駅のホームから撮影しています。
03系は東京メトロ日比谷線の03系を2両編成に改造のうえ導入した車両で、形式名もそのまま使用されています。
東京メトロ日比谷線の03系は1988年から導入された車両で、2020年まで運用された後、現在は全て13000系に置き換えられています。
03系までは18m級3ドアの8両編成でしたが、13000系からは20m級4ドアの7両編成となり、ホームドアの整備が進みました。
前面の行先表示器はフルカラーLEDのものに交換されています。
行先表示は日本語とローマ字を交互表示する仕様になっています。
室内もほぼ東京メトロ時代のままで、座席も変わっていません。
03系は2020年から導入され、既存の8000系(もと京王3000系)を置き換えています。
まだ8000系1編成が残存しているはずですが、撮影当日に見かけることはありませんでした。
北陸鉄道石川線の動画は、下のリンクからご覧いただけます。
内灘駅から途中の北間駅まで撮影場所を探しながら歩いて移動しました。
下の画像は内灘駅を発車する03系を撮影しています。
蚊爪駅〜粟ヶ崎駅間にある大野川を渡る内灘行きの03系を、粟ヶ崎駅側から撮影しています。
下の画像は、反対の神爪駅側から撮影しています。
橋梁の橋桁は水面から近い高さにあり、列車はどちらの方向とも非常にゆっくりしたスピードで走行します。
北間駅の蚊爪駅側は畑が広がっており、走行する列車をスッキリ撮影することができます。
カメラを横に振って、流し撮りのように動画を撮影しています。
03系のパンタグラフは、ひし形で大型のものを搭載しています。
最近はシングルアームタイプの車両が多く、石川線でも使用されていることから、新しい車体とのミスマッチ感があります。
浅野川線は7km弱の短い路線ですが、運転本数が30分おきと比較的多く、住宅地の中を走ることから、特に朝夕の利用者数が多い印象でした。
北陸鉄道のもう一つの路線、石川線は今後の存続が危ぶまれていましたが、沿線自治体や石川県が支援して存続することが決まりました。
浅野川線は今のところ存廃に関する報道等はなく、新型車両も導入されたことから、当面は安心なのかなと思います。
YouTubeチャンネルでは、内灘駅、大野川に架かる橋梁、北間駅付近などで撮影した03系のほか、走行中の室内動画も収録しています。
記事冒頭のリンクからぜひご覧ください。
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