京成3700形と京成グループの北総9300形、北総9800形を撮影しています。
今回の記事に掲載した列車は、次の動画でご覧いただけます。
京成3700形は北総線の京成高砂延伸や成田空港の新駅開業に備えて1991年に登場した車両で、非対称の前面スタイルに変わり、旧来の京成スタイルから脱却しています。
3200形の試験車両やAE100形2代目スカイライナーに続き、通勤車両では初めて本格的にVVVFインバータ制御を採用した車両です。
下の画像は、松飛台駅の京成高砂方面ホーム(印旛日本医大側)から撮影しています。
京成車両の伝統だった前面貫通路の種別表示器を継承していますが、次世代の3000形からは他社と同じ種別・行先表示が一体のものに変わりました。
京成では3500形以降ステンレス車体の車両を導入していましたが、3700形からビードプレス車体の軽量ステンレス車となっています。
下の画像は、八千代台駅の京成成田方面ホーム(京成成田側)から撮影しています。
3500形は後期車の一部を除き、骨組みを普通鋼、外板をステンレスとしたセミステンレス車両です。
3600形はオールステンレス車両になりましたが、車体側面の上下にコルゲートがついています。
2024年に入って3788編成の走行機器がGTO-VVVFからIGBT-VVVFに更新されています。
更新工事が3788編成(二度にわたる脱線事故の影響で車両の組み換えを行って復旧した特殊な編成)に留まるのか、他の編成にも波及するのか、注目しています。
下の画像は、八千代台駅の京成上野方面ホーム(京成成田側)から撮影しています。
更新後のVVVF装置は小型のものになり、走行音も大きく変わっていますので、動画でお確かめいただければと思います。
下の画像は、京成佐倉駅の京成成田方面ホームから撮影しています。
2000年に導入された6次車以降、先頭部のフォルムなどがマイナーチェンジされ、標識灯、後部標識灯、急行灯などのライト類の位置や形状が変わっています。
大半の編成が8両編成を組み、京成線内だけでなく北総線や都営浅草線、京急線への直通運用にも就いていますが、2本のみ6両編成となっていて、京成線内の普通列車中心に運用されています。
北総鉄道の7300形は京成3700形と共通設計の車両です。
北総線の京成高砂延伸開業に備えて導入され、自社線内のほか京成線、都営浅草線、京急線にも直通しています。
下の画像は、新鎌ヶ谷駅の京成高砂方面ホーム(印旛日本医大側)から撮影しています。
京成3700形とはストライプの配色や、先頭車側面に飛行機の翼をイメージしたスリットが入っているところが異なります。
車番が7300番台の編成は自社購入車、7800番台の編成は京成からリースされている3700形という違いがあります。
下の画像は、八広駅の京成高砂方面ホーム(京成高砂側)から撮影しています。
北総9800形(所有は千葉ニュータウン鉄道、運行は北総鉄道)は、京成3700形のリースを受けた車両で、8両編成1本のみの存在です。
下の画像は、松飛台駅の印旛日本医大方面ホーム(印旛日本医大側)から撮影しています。
印旛日本医大駅〜羽田空港駅の長距離を走行していることが多く、1本しか存在しないため、なかなか出会うことがないレア車両となっています。
下の画像は、北国分駅の京成高砂方面ホーム(印旛日本医大側)から撮影しています。
なお、同じ北総鉄道の9100形は見た目が異なるものの、下回りの機器は京成3700形とほぼ同じです。
下の画像は、京成高砂駅の京成上野方面ホーム(京成上野側)から撮影しています。
北総9100形の動画は、下のリンクからご覧いただけます。
3700形の今後の注目ポイントとしては3788編成に実施された機器更新が他の編成にも波及するかどうか、というところだと思います。
ただし、すでに最初の編成が登場してから30年が経過しており、ほぼ同世代の小田急1000形、西武6000系などは下回りを含むリニューアルが終わっています。
更新工事が行われるには遅すぎると感じますし、このまま3500形、3600形の次に置き換えられる可能性もあるかなと思います。
YouTubeチャンネルでは、京成3700形の原型車と更新車、北総7300形、9800形を京成線、北総線で撮影しています。
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