このブログはYouTubeに公開した動画について、撮影した車両の紹介や撮影ポイントなどを掲載することをメインにしています。
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今回の記事はYouTube動画の紹介から離れ、過去に撮影した写真(静止画)を使って、撮影当時を振り返ってみたいと思います。
通常の記事の合い間に、このような記事を時々はさんでいこうと思っています。
撮影機材が古いので、画像に粗い点があることをご了承ください。
今回のテーマは「2012年の阪急電車」で、約12年前の車両を主に梅田駅で撮影した写真を使ってご紹介します。
なお、2012年には1000系(2013年から導入)はまだ存在せず、9000系が最新鋭車両でした。
宝塚線3000系
3000系は1964年から導入された車両で、2012年の撮影当時は宝塚線に8両編成3本が残り、梅田駅に顔を出していました。
2013年から1000系が導入されたことにより8両編成が消滅したため、その後は伊丹線などの支線で活躍するのみとなりました。
8両編成は前面にスカートを装備しているのが外観上のポイントでした。
神戸線5000系
5000系は1968年から神戸線に導入され、京都線用の3300系とほぼ同世代の車両です。
2001年からリニューアルが始まり、前面貫通路の窓が拡大されたほか、肩の部分にアイボリーに塗り分けられました。
5000系は神戸線に残る最後のツーハンドル運転台の車両で、2006年以降ラッシュ時以外は特急運用につくことはなくなりましたが、普通列車で梅田駅にも顔を出していました。
現在は全て6両編成化され、上の5004F、下の5008Fともに今津北線で運用されているため、梅田駅では見られなくなっています。
宝塚線5100系
5100系は1971年から導入された車両で、現在も8両編成3本が宝塚線で運用され、梅田駅にも顔を出しています。
5100系の廃車は2014年から始まったため、撮影当時は全車両が健在だったことになります(休車状態の車両あり)。
新形式2000系は最初の編成が宝塚線に導入されることが決まったため、少しずつ本線からは撤退し、箕面線や能勢電鉄で余生を送ることになると思います。
宝塚線6000系
6000系は1976年から導入された車両で、他形式の廃車やリニューアルが進んだ中、比較的変化が少なかった形式かなと思います。
現在も宝塚線で運用され、梅田駅に顔を出していますが、伊丹線や能勢電鉄などへの転用も始まっています。
この12年は変化が少なかったですが、本格的なリニューアルが行われていないこともあり、10年後には少数派になっているかもしれません。
神戸線7000系
7000系は1980年から導入された、界磁チョッパ制御を採用する省エネ車両です。
撮影当時すでに7000系のリニューアルが始まっていましたが、まだ前面貫通路窓の拡大や走行機器の更新は行われておらず、原型に近い姿を保っていました。
2013年に三宮駅が「神戸三宮」駅に名称変更されたため、現在「三宮」表示の方向幕は見られなくなっています。
現在は「神戸三宮」表示で、リニューアル顔の車両が増えています。
神戸線8000系
8000系は1988年から導入され、阪急で初めて本格的にVVVFインバータ制御を採用し、前面デザインもフルモデルチェンジされた車両です。
8000系のリニューアルはまだ始まっておらず、車号が前面貫通路にある原型スタイルを保っていました。
宝塚線9000系
9000系は2006年から導入が始まり、撮影当時は京都線用の9300系とともに阪急最新鋭の車両でした。
次世代の1000系からは先頭車にパンタグラフを装備しなくなったため、「前パン」スタイルで製造された最後の車両となりました。
梅田駅で左から5000系と7000系2本が並んで停車しています。
今では5000系はおらず、7000系もリニューアルして前面のスタイルが変わった車両が大半になっています。
同じく梅田駅で左から9000系、7000系、8000系が並んで停車しています。
7000系だけでなく、8000系もリニューアルが進み、車号が左窓下に移設された車両が多くなっています。
以上、2012年の阪急電車(神戸線・宝塚線)をご紹介しました。
見られなくなった車両やリニューアルで顔が変わった車両が多く、少しずつ顔ぶれが変わってきたことを実感します。
次回は、京都線の2012年を振り返ります。
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