この記事は【その2】の続きです。
これまでに撮影した列車の中から、形式に「7」が入る車両を36種類集めて、YouTube動画にまとめています。
同じ形式でもフォルムなどが異なる車両はできるだけ違いを盛り込んでいます。
今回の記事に掲載した列車は、次の動画でご覧いただけます。
まだ撮影に行けていないエリアも多く、収録できていない車両もたくさんあります。
素材が集まったら、改めて追加の動画や記事を作成したいと思います。
小田急線 70000形 ロマンスカーGSE
小田急70000型は2018年に登場した最新型のロマンスカーで、50000形VSEが2023年に引退したため、先頭に展望席を備える唯一のロマンスカーとなっています。
GSEは、Graceful Super Expressの略で、Gracefulには「優雅な」などの意味があります。
先日、小田急からは2028年度の運行開始を目指し、次世代ロマンスカーの設計を始めると発表がありました。
発表されたプレスリリースには、引退した50000形VSEの「後継」と位置づけるとの記載があったため、展望席を備えるロマンスカーになる可能性は高いのかなと思います。
小田急50000形 VSEの動画(その1)は、下のリンクからご覧いただけます。
小田急50000形 VSEの動画(その2)は、下のリンクからご覧いただけます。
ロマンスカーのデザインは50000形、60000形MSE、70000形と岡部憲明氏が担当されましたが、次世代のロマンスカーはデザイナーが変わることも発表されているので、どのようなフォルムで登場するか、楽しみにしています。
小田急70000形 GSEの動画は、下のリンクからご覧いただけます。
YouTubeの動画では、川音側橋梁を通過するGSEと、町田駅に到着、本厚木駅を出発するGSEを収録しています。
京阪7000系
京阪7000系は京阪線の三条駅から出町柳駅までの延伸開業に備えて導入された車両で、京阪で初めて本格的にVVVFインバータ制御を採用しています。
7両編成4本が在籍し、京阪線では比較的少数派の形式です。
2022年から走行機器の更新を含むリニューアル工事が始まり、2025年度に完了予定のため、GTO-VVVFサウンドはまもなく聴き納めとなります。
全体的なデザインは先代の6000系を踏襲していますが、先頭部の傾斜がなくなり、直立したフォルムに変わっています。
京阪6000系や2200系などの動画は、下のリンクからご覧いただけます。
YouTubeの動画では、牧野駅に到着、出発する列車を収録しています。
九州・山陽新幹線 N700系
九州・山陽新幹線のN700系は2011年に登場した車両で、両新幹線を直通する「みずほ」「さくら」などで運用されています。
16両編成を組む東海道・山陽新幹線用の編成と異なり、8両編成を組み、JR西日本所有分が7000番台、JR九州所有分が8000番台を名乗っています。
1〜3号車の自由席は通常の新幹線と同じ横5列の座席配置ですが、4〜8号車の指定席はグリーン車と同じ横4列配置となっていることが特徴です。
YouTubeの動画では、新大阪駅に到着、出発する列車を収録しています。
養老鉄道 7700系
養老鉄道の7700系は東急7700系を改造のうえ導入した車両です。
車齢50年を超える600系を、同じく車齢50年を超える7700系で置き換えるというまさかの出来事となりました。
東急時代に下回りは更新されVVVFインバータ制御化されていること、腐食しにくいオールステンレス車両であることなどから、今後30年程度使用する予定で最終的に車齢は80年程度になる見通しです。
7700系は4種類のカラーリングが存在し、上の赤帯と緑帯のほか、下の歌舞伎塗装(赤と緑)があります。
養老鉄道の動画は、下のリンクからご覧いただけます。
YouTubeの動画では、西大垣駅に到着、出発する列車を収録しています。
東京メトロ 17000系
東京メトロ17000系は2021年に運行を開始した有楽町線、副都心線用の車両で、この車両により残っていた旧型の7000系の置き換えが完了しました。
10両編成と8両編成が存在し、走行機器のメーカーが異なっています。
現在も導入が続いている半蔵門線用の18000系とは共通のデザインで、ヘッドライトの形状とカラーリングなどが異なります。
YouTubeの動画では、坂戸駅に到着、鶴ヶ島駅を出発する17000系を収録しています。
泉北高速線 7000系 7020系
泉北高速線の7000系は1996年に登場した車両で、先代の5000系が非貫通型の前面スタイルだったのに対し、プラグドア式の貫通路を持つフォルムになっています。
5000系が8両固定編成なのに対し、6両、4両、2両のほか、7020系と組んで柔軟な編成組成が可能となっています。
泉北高速鉄道5000系の動画は、下のリンクからご覧いただけます。
マイナーチェンジ車の7020系は、コストや保守削減のため、先頭部の貫通路は一般的な形状に変わっています。
泉北高速鉄道は2025年4月に親会社の南海電鉄に吸収合併されることが決まっています。
合併の後、泉北オリジナルカラーの車両が南海カラーに塗装変更されてしまうのか、注目しています。
泉北高速鉄道7000系などの動画は、下のリンクからご覧いただけます。
YouTubeの動画では、天下茶屋駅に到着する7000系、堺東駅を出発する7020系を収録しています。
京王7000系
京王7000系は1984年から導入された車両で、京王線系統では初めてのオールステンレス車両です(井の頭線では1962年から3000系が運用)。
この車両の導入により、「グリーン車両」と呼ばれた旧型車両が置き換えられました。
初期型はコルゲート車体でしたが、後期型はビードプレス車体に変わり、全体的にスッキリしたフォルムになりました。
5000系の導入で少しずつ数を減らしていますが、京王ライナーや都営新宿線への直通運用を除く特急から各駅停車まで幅広く運用されています。
2026年度から新形式2000系の導入が決まっており、廃車が加速するものと見込まれます。
京王7000系(コルゲート車 初期型)の動画は、下のリンクからご覧いただけます。
YouTubeの動画では、北野駅に到着(後期型)、出発(初期型)する7000系を収録しています。
JR東海 373系
JR東海の373系は1995年に導入された車両で、身延線の特急「ふじかわ」と飯田線の特急「伊那路」などで運用されています。
先行して導入された特急車両のキハ85系、383系と同じく先頭部のみ鋼製、それ以外がステンレス車体となっています。
すでにキハ85系は引退済み、383系も次世代の385系量産先行車の導入が決まっており、近い将来の引退が見込まれます。
ほぼ同世代となる373系もその後に置き換えられるのか注目しています。
373系の動画は、下のリンクからご覧いただけます。
YouTubeの動画では、富士駅に到着、静岡駅を出発する373系を収録しています。
次回記事【その4】に続きます。
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