都営地下鉄の列車を撮影する 新宿線 10-300形 前期型 後期型

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都営地下鉄新宿線の10-300形を乗り入れ先の京王線で撮影しています。

今回の記事に掲載した列車は、次の動画でご覧いただけます。

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都営地下鉄新宿線の10-300形は、2005年から導入が始まった車両です。

10-300形は、製造時期によりJR東日本E231系ベースの初期型とE233系ベースの後期型に大きく分けられます。

 

E231系をベースにした初期型は、2005年から8両編成12本が導入され、そのうち最後に導入された4本が10両編成化されて現在まで残存しています。

下の画像は、明大前駅の新宿方面ホーム(京王八王子側)から撮影しています。

明大前駅(初期型)

8両編成のまま残っていた8本は2022年までに廃車され、導入からわずか15年程度しか使用されませんでした。

経年は浅かったですが、都営新宿線〜京王線は1,372mmという特殊軌間で他社では使用しづらく、そのまま引退してしまったのかなと思います。

京王稲田堤駅(初期型)

実際に他社への譲渡例が多い京王5000系も、営団日比谷線から引退した3000系の下回りなどを組み合わせて使用されています。

富士急1000系

後期型はE233系2000番台をベースにした車両で、10両編成24本が在籍する多数派になっています。

走行機器がE233系相当になっているほか、車内もLCD表示器になり配色もホワイトをベースにした明るいものになりました。

下の画像は、京王稲田堤駅の調布方面ホーム(調布側)から撮影しています。

京王稲田堤駅(後期型)

後期型のうち3次車の3本のみ、窓下のストライプがブルーのみで、4次車以降はライトグリーンが追加されています。

京王稲田堤駅(3次車)

上と下の画像は、京王稲田堤駅の橋本方面ホーム(調布側)から撮影しています。

京王稲田堤駅(4次車)

10-300形は、新宿線内では急行・各停、相互直通先の京王線では区間急行・快速などで運用されています。

稲城駅(後期型)

直通先の京王相模原線では、日中10分おきに都営新宿線直通の区間急行、快速が運行されているので、比較的出会いやすい車両になっています。

上と下の画像は、稲城駅の橋本方面ホーム(調布側)から撮影しています。

稲城駅(初期型)

同じく都営新宿線〜京王線で活躍する京王9000系の動画は、下のリンクからご覧いただけます。

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京王線の笹塚駅は京王新線(から直通する都営新宿線)の始発駅で、笹塚始発の列車が折り返す待避線があるほか、京王線から直通する列車も線路を転線して入線します。

下の画像は、笹塚駅の京王八王子方面ホーム(京王八王子側)から撮影しています。

笹塚駅(後期型)

笹塚駅の新宿側は中央の2線が京王新線・都営新宿線、外側の2線が京王線の配置になっていて、双方の列車が並走しながら入線することも多くなっています。

下の画像は、笹塚駅の新宿方面ホーム(新宿側)から撮影しています。

笹塚駅(初期型)

下の画像は、高架の八幡山駅から上北沢駅に向けて降りてくる上り列車を撮影しています。

現在、笹塚駅〜仙川駅間で連続立体交差事業が行われており、上北沢駅付近も高架化されるため、このような構図はいずれ見納めとなります。

上北沢駅付近(初期型)

10-300形については、10両編成4本のみとなっている初期型の動向が気になります。

本家JRのE231系やE231系をベースにした相鉄10000系などは走行機器の更新が進んでおり、今後も長期使用するならばそろそろリニューアルの時期といえます。

機器更新された相鉄10000系

一方で、10-300形より少し古い浅草線の5300形や三田線の6300形初期車などはリニューアルされずに後継車両に代替されています。

代替される場合は後期型の車両と同じ仕様で導入されるのか、大江戸線の12-600形のように少しずつマイナーチェンジされる可能性もあるかなと思います。

 

YouTubeチャンネルでは、京王稲田堤駅、京王よみうりランド駅、上北沢駅付近などで撮影した10-300形を収録しています。

記事冒頭のリンクからぜひご覧ください。

 

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