南海高野線の6000系を撮影しています。
今回の記事に掲載した列車は、次の動画でご覧いただけます。
南海6000系は、1962年から高野線に導入された車両で、近年まで全車健在でしたが、8300系の導入により、数を減らしています。
東急7000系(初代)、京王3000系とともに、日本初のオールステンレス車両となりますが、20m級4ドアの車体を持つのは6000系が唯一の存在です。
そのうち6両が2023年から登場時の無塗装状態が復刻されています。
下の画像は、白鷺駅のなんば方面行きホーム(極楽橋側)から撮影しています。
ちなみにこの無塗装復刻が好評で、南海本線でも復刻車両を運行してほしいという声が上がったことを受けて、7100系「濃淡グリーン旧塗装復刻車」の運行が始まっています。
南海7100系「濃淡グリーン旧塗装復刻車」の動画は、下のリンクからご覧いただけます。
ステンレス無塗装復刻車の運行状況は、南海アプリから確認することができます。
撮影当日は各停の運用に就いていました。
上と下の画像は、我孫子前駅の極楽橋方面行きホーム(極楽橋側)から撮影しています。
ちなみに、南海では各駅に停まる列車に「普通」と「各停」の2種類が存在します。
なんば駅〜天下茶屋駅間に、南海本線にはホームがない駅(今宮戎駅・萩ノ茶屋駅)があり、「通過」するため、南海本線は「普通」、高野線は「各停」と使い分けられています。
上と下の画像は、浅香山駅のなんば方面行きホーム(なんば側)から撮影しています。
6000系は登場以来50年以上廃車されることなく全車両が健在でしたが、2019年から廃車が始まり、現在は20両程度が残るのみとなっています。
なお、ほぼ同時に登場した東急7000系や京王3000系はすべて引退しています(譲渡先の地方私鉄では活躍中)。
下の画像は、浅香山駅の極楽橋方面行きホーム(なんば側)から撮影しています。
6000系は4両と2両編成がありますが、特に4両編成は2本まで数が減っているため、6000系で揃った編成はなかなか見られなくなりました。
下の画像は、天下茶屋駅の極楽橋方面行きホーム(なんば側)から撮影しています。
ステンレス無塗装復刻車は、なんば寄りのC#6001と極楽橋寄りのC#6028で正面貫通扉の窓の大きさが異なっています。
下の画像は、天下茶屋駅のなんば方面行きホーム(なんば側)から撮影しています。
南海本線と分岐する岸里玉出駅から各停千代田行きを撮影しています。
車体色だけでなく、側面ドア横には南海電鉄の社章が復刻されています。
上と下の画像は、岸里玉出駅のなんば方面行きホーム(なんば側)から撮影しています。
少し待っていると、通常色の6000系2両+2両の各停が到着しました。
まだ4両の各停があるのだな、と少し意外でした。
千代田行きだったので、そのまま車庫に入ってしまうかな、と思っていたのですが、しばらくすると再び各停なんば行きで戻ってきてくれました。
下の画像は、北野田駅のなんば方面行きホーム(極楽橋側)から撮影しています。
当初の置き換え計画より遅れているものの、南海6000系は残りわずかとなり、8300系が追加導入されるとあっという間に姿を消してしまうと思います。
すでに廃車になった車両のうち、2両編成1本が大井川鐵道に譲渡されています。
2020年に譲渡されて以来動向が不明でしたが、最近試運転のようすが目撃されているので、末永く活躍することを願っています。
YouTubeチャンネルでは、天下茶屋駅、我孫子前駅、浅香山駅、岸里玉出駅などで撮影した6000系ステンレス無塗装復刻車を収録しています。
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